小田原梅まつりってどんなイベント?
小田原梅まつりは、小田原市内の梅の名所である富士山が望め約35,000本の梅が咲く曽我梅林と、小田原城址公園(約250本)で同日に開催される梅の花鑑賞まつりです。曽我梅林は、このエリアにある別所梅林・原梅林・中河原梅林を総称する名前です。
小田原梅まつりの開催概要
イベント名 | 第53回小田原梅まつり |
開催期間 | 2023年2月4日(土)から2月26日(日) ※2022年は2月5日(土)から2月27日(日) |
開催時間 | 9:00-15:00 |
開催場所 | 曽我梅林(別所会場):約35,000本 小田原城址公園:約250本 |
入場料 | 無料 |
過去来場者数 | 66.1万人(2013年度) |
問い合わせ | 曽我別所梅まつり観光協会 0465-42-1965 |
開催期間終了後は、梅畑の中へ入ることはできません。歩道や農道から観るようにしましょう。
2023年の小田原梅まつりの開催期間はいつから?
- 2023年:2月4日(土)〜2月26日(日)(土日8回)
- 2022年:2月5日(土)〜2月27日(日)(土日8回)
- 2021年:中止
- 2020年:2月1日(土)〜3月1日(日)(土日10回)
- 2019年:2月2日(土)〜3月3日(日)(土日10回)
- 2018年:2月3日(土)〜3月4日(日)(土日10回)
このことからわかることは2月第1土曜日がスタートで、土日が8回もしくは10回で終了となります。コロナの影響もあり2022年は土日8回で終了させる予定だったことが分かります(その後、観戦状況も落ち着いていた上に開花が遅れたこともあり3月6日まで延期)。
小田原梅まつりで観られる梅の種類
曽我梅林で観られる梅は以下の品種になります。梅の品種によって開花時期が異なります。一番多く植えられているのは「十郎梅」となり、他の梅と満開時期が被るように「2月下旬」を狙うと良いでしょう。
品種 | 開花時期 | 備考 |
蝋梅 | 極早咲き 12月下旬〜2月中旬 | 強い甘い香り |
未開紅 | 早咲き 1月中旬〜2月上旬 | 淡紅色で中輪の八重咲き |
十郎梅 | 早咲き 1月下旬 | 小田原のブランド梅 曽我梅林で最も多く植えられている 白い花 |
南高 | 早咲き 1月下旬〜2月上旬 | 和歌山でよく作られている白梅 |
杉田 | 早咲き 1月下旬〜2月上旬 | 幻の梅 日本古来の野梅系 |
梅郷 | 早咲き 2月上旬〜2月下旬 | 青梅市産の種苗登録品種 果汁が多いので梅ジュース、梅酒向き |
白加賀 | 早咲き 2月下旬 | 白の一重の大輪花 |
大盃 | 早咲き 1月中旬~2月下旬 | 桃色の中大輪で一重咲き |
鹿児島紅 | やや遅咲き 2月上旬~3月中旬 | 八重咲きで赤い花 |
淡路 | やや遅咲き 2月上旬〜2月下旬 | 野梅系品種 極薄紅色の花で中輪 |
青軸 | 遅咲き 2月中旬〜3月中旬 | 一重咲きで白い花 |
藤牡丹枝垂 | 遅咲き 2月中旬~3月中旬 | 八重咲きで薄紅色の中輪花 鑑賞梅 |
青軸枝垂 | 極遅咲き 3月下旬~4月上旬 | 一重咲きで白色で香りが強い 観賞用としても価値が高い |
梅って「バラ目バラ科」なのご存知ですか?そのため棘がある梅もまだ存在しています。品種改良が繰り返され棘はどんどん目立たなくなっていますが、もともとの原種である野梅系の梅にはしっかりと棘が存在します。杉田という品種は品種改良がされていない野梅系なので、棘があるのかも観てみるとちょっと違った楽しみ方で面白いかもしれませんよ。(蝋梅だけクスノキ目ロウバイ科)
ちなみにこの杉田という品種は小田原の一部ぐらいしか現存しておらず、絶滅危惧種状態です。幻の梅とも呼ばれています。こんな動きもあるようです。
campfire:幻と呼ばれる『杉田梅』を皆様と一緒に守り育てていきたい!
小田原梅まつりの満開時期、見頃、開花状況を知る
開花時期 | 1月上旬から3月上旬 |
満開時期 | 2月下旬から3月上旬 |
小田原梅まつりですが、毎年1月頃に開花し、2月下旬頃には八分咲きから満開となり見頃を迎えます。そのため、梅まつりの開催時期は見頃の時期に合わせて開催されています。しかし当然ながら見頃の時期は毎年変わります。2022年は開花が遅れ満開の時期がずれ込んだこともあり、3月6日まで閉会を延期しました。
また、梅によっても開花、満開の時期は異なります。早咲きの白梅十郎梅は3月上旬には落花していることもありますが、遅咲きの白梅白加賀は五分咲きだったりもします。
そのため、ご自身の気になる梅を満開の状態で観たい場合は、曽我別所梅まつり観光協会のホームページをチェックするようにしましょう。
小田原梅まつり(曽我梅林、小田原城址公園)の屋台や食事する場所
曽我梅林





別所梅林では、梅ジュースや梅干しなどの梅製品や民芸品を販売するブースがあり賑わいを見せていました。また大規模ではないですが屋台も出店します。たい焼き、串焼き、チーズ揚げ、五平餅、たこ焼き、焼きそば、じゃがバターなど食べ物系の屋台が多いです。
また、アルコールについては通常であれば販売されますが、2022年はまん延防止等重点措置発令のため発売されていません。
うめの里食堂




多くの地元のお母さんたちが厨房で働く食堂。梅まつり期間中、温かいうどんやつきたて餅、甘酒、おでんなど暖を取れるご飯を頂けます。食券を購入して買うシステムです。
ふじみcafe
以前はふじみ食堂という名前でしたが、cafeにリニューアルされました。甘酒ドリンクを中心に軽食の販売もあります。
小田原梅まつりへのアクセス
曽我梅林(別所会場)
電車
JR東海道本線国府津駅で乗り換えを行い、JR東海御殿場線下曽我駅で下車し原梅林経由で徒歩約20分ほどです。国府津駅から下曽我駅は5分ほどで到着し片道190円です。下曽我駅はJR東海になるためPASMOの使用ができません。精算機付近は大変交雑するため、あらかじめ下曽我駅までのきっぷの購入をおすすめします。
バス
- JR東海御殿場線下曽我駅:富士急湘南バス乗車(乗車時間約4分)「別所梅林」下車(梅林まで約2分)
- JR国府津駅:富士急湘南バス乗車(乗車時間約12分)「下別所」下車(梅林まで約1分)
シャトルバス
開催期間中に限りシャトルバスの運行が行われます。
運行期間 | 2月5日から2月27日 ※2月26日(土)を除く9:00-16:00まで運行 |
発車場所 | 上府中公園北側駐車場 |
区間 | 上府中公園北側駐車場〜下曽我駅(西側)までの約1.5Km。10分ほど。 |
運行間隔 | 約15分〜20分間隔 |
小田原梅まつりの駐車場




車の場合は、会場周辺に設置される臨時駐車場(1回500円)が利用できます。有料駐車場の営業時間は9:00-15:00頃となりますので、ご注意ください。




また、開催期間が終了すると全ての駐車場が閉鎖されます。時期を逃したけど、梅がみたいという方は「小田原アイス工房」の駐車場の利用が可能です。こちらアイスを購入すれば利用可能ですので、ご検討ください。








小田原梅まつりの様子




曽我梅林の会場は梅が植えられている間の農道を歩いて回る形で、両サイドが一面満開。








農道からでも梅がとても近く、枝垂れ桜のような梅も。




これから咲くであろう梅のつぼみ。丸くて可愛いです。
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